プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
ブログ内検索
カテゴリー
月間アーカイブ
最新コメント
[09/10 GOKU]
[11/09 つねさん]
[09/20 sechanco]
[06/07 たもつ]
[06/07 宮尾節子]
最新トラックバック
カウンター
2009/09/26 (Sat)
詩
不安な気持ちでたまらない、と
夜、入院している父から電話があったので
病院まで行く
今日はリハビリ頑張りすぎて疲れちゃったんだね
そう言って落ち着くまで父の頭を撫でる
その帰り、公園に立ち寄る
周りに誰もいないことを確認して
昔見た映画みたいにブランコに座る
夜になっても
ブランコもジャングルジムも滑り台も
公園の管理者はどこにもしまわない
こうやって必要としている人がいると
知っているからかもしれない
人はたぶん
僕が思っている以上に優しい
生まれてから四十年以上が過ぎた
僕が生まれた頃を知っている人は
大抵が老い
老いたまま逝き
老いることなく逝った
父の頭を撫でるようになるなんて
思ってもみなかった
一度も漕ぐことなくブランコを降りる
漕いでしまえば
楽しかったことばかり
思い出すにちがいないから
不安な気持ちでたまらない、と
夜、入院している父から電話があったので
病院まで行く
今日はリハビリ頑張りすぎて疲れちゃったんだね
そう言って落ち着くまで父の頭を撫でる
その帰り、公園に立ち寄る
周りに誰もいないことを確認して
昔見た映画みたいにブランコに座る
夜になっても
ブランコもジャングルジムも滑り台も
公園の管理者はどこにもしまわない
こうやって必要としている人がいると
知っているからかもしれない
人はたぶん
僕が思っている以上に優しい
生まれてから四十年以上が過ぎた
僕が生まれた頃を知っている人は
大抵が老い
老いたまま逝き
老いることなく逝った
父の頭を撫でるようになるなんて
思ってもみなかった
一度も漕ぐことなくブランコを降りる
漕いでしまえば
楽しかったことばかり
思い出すにちがいないから
PR
この記事にコメントする
こんばんは。
空想ではお世話になっております。
これは、非常に直接的で、胸に迫る詩ですね。
たもつさんの、どこか現実離れした象徴的な詩も、
とても素晴らしいと思うのですが、
こちらのような、飾らない言葉で綴られた詩も、
とても心に迫るものがあります。
『人はたぶん
僕が思っている以上に優しい』、
なみだがこぼれそうでした。
ひとはつらいけれど、やさしい、素直に、そう思える詩でした。
これは、非常に直接的で、胸に迫る詩ですね。
たもつさんの、どこか現実離れした象徴的な詩も、
とても素晴らしいと思うのですが、
こちらのような、飾らない言葉で綴られた詩も、
とても心に迫るものがあります。
『人はたぶん
僕が思っている以上に優しい』、
なみだがこぼれそうでした。
ひとはつらいけれど、やさしい、素直に、そう思える詩でした。
過疎
ひさしぶりに現代詩フォーラムに復帰したらたもつさんがランキング入りしてて驚きました。しかも賞をとられたみたいで。『鳩』という作品が印象深くてまた読みたかったのですが、見当たりませんでした。出版された本のほうに納められたのかな。まさかたもつさんがここまでの存在になるとは思いませんでした。本年度ポイントランキング上位の『家族』は昨年ランク上位だった作品と違う趣なのに高い評価を得ていますね。月並みながらやっとたもつさんが認められた!という感じです。本当におめでとうございます。
お礼(済谷川蛍さん)
こんにちは。
本当にごめんなさい、現代詩フォーラムでも声をかけていただいたのですが、どなたか存じ上げません。以前とHNを変えたどなたかでしょうか。
真っ先に思い浮かんだのは、ポエ会で声をかけていただいた、リチャード・ブローティガン好きなあの方かな、とか…
こんなんでごめんなさい。「鳩」という詩も書いた覚えがないし…
こんなんですが、またお時間があるときにでも遊びにきてくださいね。
本当にごめんなさい、現代詩フォーラムでも声をかけていただいたのですが、どなたか存じ上げません。以前とHNを変えたどなたかでしょうか。
真っ先に思い浮かんだのは、ポエ会で声をかけていただいた、リチャード・ブローティガン好きなあの方かな、とか…
こんなんでごめんなさい。「鳩」という詩も書いた覚えがないし…
こんなんですが、またお時間があるときにでも遊びにきてくださいね。