プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
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エレベーターに張り巡らされた毛細血管が
落下速度で波うっている
床の区画整理は大方終了し
換地では細胞がでろでろ
何故だろう
僕らはあんなにも愛し合ったというのに
上腕の発疹が赤らんでいるのは
掻きむしると雪が降った後のような匂いがして
君は北国の生まれだったね、とつぶやいてしまう
隅にあるレンガ造りの古い役場
月明かりの中で簿冊をめくる若い吏員の
指サックに刻まれている無数の暗号
キーワードはある日僕が捨てた
歩いて数分のところにある駅には深夜にもかかわらず
いつものように人々が群がり
そのすべての背中には汗が滲んでいる
どこに行くというの、落下し続けるエレベーターの中から
動物園の何も飼育されていない檻の中で携帯電話が鳴った
やがて分解されるという運命をそれは持っている
夜通しエレベーターは落下し続けるばかり
君の故郷では初雪が観測された頃だろう
眠たい眼球をこすりながら
僕らはもっと温かい場所へと落ちている
落下速度で波うっている
床の区画整理は大方終了し
換地では細胞がでろでろ
何故だろう
僕らはあんなにも愛し合ったというのに
上腕の発疹が赤らんでいるのは
掻きむしると雪が降った後のような匂いがして
君は北国の生まれだったね、とつぶやいてしまう
隅にあるレンガ造りの古い役場
月明かりの中で簿冊をめくる若い吏員の
指サックに刻まれている無数の暗号
キーワードはある日僕が捨てた
歩いて数分のところにある駅には深夜にもかかわらず
いつものように人々が群がり
そのすべての背中には汗が滲んでいる
どこに行くというの、落下し続けるエレベーターの中から
動物園の何も飼育されていない檻の中で携帯電話が鳴った
やがて分解されるという運命をそれは持っている
夜通しエレベーターは落下し続けるばかり
君の故郷では初雪が観測された頃だろう
眠たい眼球をこすりながら
僕らはもっと温かい場所へと落ちている
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