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こっそりと詩を書く男の人
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たもつ
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
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こっそりと詩を書く男の人
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2007/04/19 (Thu)
人は屋根をつくった
雨から家族を守らなければならない
自らの肉体を守らなければならない
濡れてはならない
濡らしてはならない
壁も柱もつくることを忘れ
屋根だけがどこまでも広がっていった
それでも夢中になって
人は屋根をつくり続けた
ところによっては
屋根が人をつくっていたが
それはおそらく
何かの手違いであった


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2007/04/18 (Wed)
こうえんの
みずのみばのしたに
にんぎょうが
おちていた

きぎの
こずえのあいだから
いっしゅん
みえたこうけいだったが
そばでは
ちいさないきものも
いのちを
いとなんでいただろう

どうして
それを
にんぎょう
としったのか

よくみれば
きっと
ひとのかたちを
していたとおもう
2007/04/18 (Wed)
そして
けんこうこつ
があり
かどを
うせつする

また
けんこうこつ
につきあたり
させつする

いきどまり
けんこうこつ
のにおいと
なめらなかな
しつかんが
ただよい

ひとはいつも
そこでおわってる


2007/04/18 (Wed)
ひとが
ゆめを
みているの

それとも
ゆめが
ひとを
みているの

ふるい
ひょうしき
のようなものがあって
おとがしている
あのさきに
うみがあるの

ひのあたる
ちかくに
かんたんなもじが
ふりつもってる
2007/04/17 (Tue)
犬の耳の中へと
廊下は続いている
途中、川が流れている
小さな川なので
小川なのだと思う
手前に椅子が一脚
置きっぱなしになってる
本当は小川を見て座りたいのに
ネジのようなもので固定されて
来た方を振り返るようにしか座れない
椅子が濡れていたのは
昨晩降った雨のせいかもしれないけれど
眠っていたせいもあって
雨のことはあまり覚えていない
犬の耳の外にある停留所に
バスが停まり
鉄工所で働いている人が
数名降りてくる
2007/04/17 (Tue)
べらんだでは
せんたくものが
かぜになびいていた
にわのしきいしを
あるけば
かげがおちた
さいごのひ
しらないおじさんが
ちちとはなしをしながら
いえをのあちらこちらをみて
しきりにうなずいたりしていた
おひっこしはさびしいね
くるまのなかでいうと
ませたこというねえ、と
かぞくや
てつだいのひとは
わらった
ほんとうにひっこしは
さびしかったのだとおもう
2007/04/16 (Mon)
はざくらがきれいだった
るうとのけいさんはいつも
にがてだった
すしやにかくまわれてる
ごうとうのせんたくものにも
すずしいかぜがふいた

+

ははに
るびいをかってあげた
にせものだけど
すてきね、と
ごきげんなようすで
すかいだいびんぐした

+

はかをつくっている
るいしんが
にるいべえすのそばで
すきだったはなをそなえているあいだに
ごにんのそうしゃは
すちいるをきめた

+

はつかねずみからのでんごんが
るすばんでんわにはいっていた
にえすぎた
すきやきは
ごはんがとても
すすみます、それでは

+

はるにすごす
るくせんぶるくのあきち
にほんごのじょうずな
すいすじんと
ごりらとが
すきまをふさぎながら


2007/04/15 (Sun)
傘の柄に書いた名前が
消えかかっていたので
それならばいっそ
消して書き直そうと思って
実際に消してみると
簡単に消えました
それからもう一度書きました
季節とかそういう話ではなく
何かに期待してはいけない
いつもその言葉のとおりでした


2007/04/14 (Sat)
エレベーターの中は
どこまでもお花畑でした
見たことのあるような花ばかりだったけれど
すべての名前を言い当てることは出来ませんでした
ああこんなところまで来てしまったのだなあ
と感じて
中に入ってみると本当に
ああこんなところまで来てしまったのだなあ
と感じました
ボタンを押したその足元では
植木鉢のようなものが
壊れているところでした


2007/04/14 (Sat)
とりが
わたしをねむり
わたしが
とりをねむる
しんや
ばすか
とらっくか
おおきなくるま
のようなものが
いえのまえを
はしっていった
とりや
わたしが
めをさましたりゆうは
それだけだったのか
かくしんは
なかった
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* ILLUSTRATION BY nyao *