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こっそりと詩を書く男の人
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たもつ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
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2017/11/18 (Sat)
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2002/03/10 (Sun)
銀座は今日も沢山の人で溢れかえっていた
中央通りの歩行者天国を歩いた
人民服を着た小柄な初老の男が弾く胡弓を聴いた
白人の大柄な大道芸人のピカピカと光る赤いつけ鼻を見て
噛み付いてみたいと思った

人ごみを歩くのが苦手な僕は
何度か人とぶつかって
何回か前を歩く人の踵を踏んづけた
そして2回睨まれた
一人は眼鏡を掛けたおばさんで
もう一人は片方の耳にピアスの穴を開けた青年だった

明治屋で輸入雑貨を見て
ドライフルーツがドライドフルーツだと今更ながら気付いた
松坂屋の地下一階のミッシェルショーダンで生チョコの試食をして
口と胃がチョコレートだらけになった
アナスタシア・ジュースの綺麗なオレンジ色にしばし見入った

トイレを探して三越に入った
ついでにアクセサリーショップのショーウィンドウを覗いたが
買ってやる相手なんか誰もいなかった

並木通り4丁目の前から目をつけていた小さな喫茶店で
コーヒーを飲んだ
普通のコーヒーだった
そもそもコーヒーの味の違いなんて僕にはわからなかった

腕時計をしているのに和光を見上げて
時計台で時間を確認なんかしたりした
その上にはたくさんのビルに直線で切り取られた青い空があった

銀座ぎんざギンザ

銀座は今日も動いていた
僕一人がいなくったって銀座はきっと動いていた
僕の存在を証明するものなんて
小さな心臓の鼓動くらいしかなかった
それすら隣を歩く恋人の楽しそうな笑い声にかき消された

そういえば国語辞典を持ってなかったと思い出した
小さな心臓の鼓動と角川の国語辞典といっしょに
有楽町から山手線に乗って
東京駅に向かった


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