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こっそりと詩を書く男の人
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たもつ
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50
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男性
誕生日:
1967/06/05
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こっそりと詩を書く男の人
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2001/11/29 (Thu)
駅前の喫茶店「ガンダーラ」で働くミチコさんは
「ガンダーラ」が何であるのか知りません
マスターに聞いても
無口である彼は下を向いて微笑するばかりなのです

ある日インターネットで検索してみると
一番最初に見つかったのが「ホテル・ガンダーラ」
「ガンダーラ」とはホテルのことであると
彼女は理解したのでした

それから半年後ミチコさんは
喫茶店をやめ
故郷に帰り
見合いをし
そのまま結婚
二人の娘が出来ました

時々喫茶店「ガンダーラ」のことを思い出し
まだあのマスターは元気でいるのかしら
なんて思い出すこともありますが
特に電話をするわけでもなく
手紙を書くわけでもなく
子育てや家事に追われ
気がつけば娘は二人とも成人し
嫁いで行きました

そして長女は出産をむかえ
ミチコさんは初孫の顔を見るに至りました
その夜、病院から帰ってきて偶然つけたテレビで
「ガンダーラ」とは
パキスタンからアフガニスタンにかけての地域を指す
古い地名だと知ったのです

さて、件の喫茶店「ガンダーラ」ですが
ミチコさんが故郷に帰って数年後に
再開発で取り壊され
後には大きなショッピングセンターが建設されました
無口だったマスターは誰にも行先をつげず
彼の行方を知っているものは
もう街にはいません

これが私の知っている
喫茶店「ガンダーラ」の顛末のすべてです

最後に一言付け加えさせていただければ

ガンダーラは
みんなの心の中にあります
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