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こっそりと詩を書く男の人
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たもつ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
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こっそりと詩を書く男の人
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2010/07/03 (Sat)
 
 
わたしが金魚の頭を
撫でているころ
ぼんやりとした扇風機は
薄暗がりの中で首を振り
幼い子どもが一人
どこかで帰る家を探している
ここだよ、と言っても
それはきっと
ただの声にしかならない
扇風機の風が当たる
と、わたしの身体は
人の形を思い出す
 
 
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お久しぶりです
たもつさん、お久しぶりでございます。今年ももう半分が過ぎ、改めて月日の経つ早やさを実感します。多分いにしえの人々もそう言いながら、無常を後世に引き継いでくれたことでしょう。
しばらく休眠状態だった私のなかの詩がやっと目覚めだし、冬眠明けの熊のように空きっ腹を抱えてウロウロしています。休眠中はドストエフスキーを読んでいました(この歳で初めていわゆる五部作を読みました、勿論翻訳ですが)。あの執拗な文章構成はどこからくるのだろうかと思いました。単にロシアという風土がもたらしたとしては片付けられない愚直なまでの姿勢に、どこか、たもつさんの詩に対する姿勢と相通じるところがあるなぁと思いました(いやみじゃないです、純粋にそう思いました)。
「迷子」。とても郷愁をさそわれるお作です。ぼんやりとした扇風機。この一行が読むものをタイムスリップさせてくれます。考えてみれば、捩れた羽根を回転させるだけで風をおこすこの機械にどうして懐かしさを感じるのだろうとか思いました。それはきっと、エアコンなんてまだなかった時代の夏の夜の、テレビの画面を遮らないにように置かれた扇風機と浴衣と、扇風機の風のこない合間のための団扇、という家族風景を彷彿させてくれたからでしょう。結構扇風機の回転音ってうるさかったのに、不思議と気にならないものでしたね。耳が無意識に音を消していて、だから「ここだよ、」って言う言葉もただ声とだけしか聞こえてこないのも納得できます。
そして現実に戻って「扇風機の風が当ると、……人の形を思い出す」のも、あの夏の夜の家族の原風景がもたらしたものにちがいない。

と、そんな風に勝手に「たもつワールド」で楽しませて頂きました。
坂井一則 2010/07/09(Fri)12:00:12 編集
>坂井一則さん
お久しぶりです。
体調はいかがですか?
自分は鬱気味で、今薬を処方していただいてます。
毎日毎日、仕事に追われっぱなしですが、ごまかしごまかし何とかやってます。
恥ずかしながら、ドストエフスキーは短編しか読んだことがありません、と言っても数ページで挫折してしまいました。
今度読んでみようかな。
カラマーゾフの兄弟が一時期ブームになりましたが、あまりに面白くて上下巻一気に読めた自分に驚いたが、中巻があることを知ってもっと驚いた、なんて笑い話をこの間ネットで読みました。
扇風機の坂井さんの描写にうっとりしつつ今夜は寝ます。
おやすみなさい。
たもつ 2010/07/13(Tue)22:36:03 編集
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