プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
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2005/01/14 (Fri)
身辺雑記
定期入れから定期券が消えた
そんな話をかつて書いた
どんな些細なことにも顛末というものがある
発端は結果を生み結果はまた何かの発端となり
僕らの日常は限りなくその繰り返しだ
例えば僕らの誕生の顛末は必ず死であり
それはすべての生命に与えられた平等といえる
死をもってその生命の所有する世界は閉じられるが
依然として他者の世界は閉じられることなく
死によってもたらされるいくつかの成り行きは
他の世界へと引き継がれていく
君と僕とは長い間一緒にいすぎたのかもしれない
長い間というのがどのような基準をもって計られるのか
それは定かではないそれでも
既に君は僕の一部であり僕は君の一部であり
僕らの世界はそのように成り立っている
幾千のセミの声が鳴り響く境内
僕らは思い出や思い出に似たものについて語り合った
誰かによって拾われた定期券は失効していたそうだが
僕はそのことについて何の確認もすることはなかった
やがてすべてのことを話し終えると
手を繋いだ僕らは石段の一つ一つを丁寧に降りて
振り返ることも無く
そのままどこかに行ってしまった
そんな話をかつて書いた
どんな些細なことにも顛末というものがある
発端は結果を生み結果はまた何かの発端となり
僕らの日常は限りなくその繰り返しだ
例えば僕らの誕生の顛末は必ず死であり
それはすべての生命に与えられた平等といえる
死をもってその生命の所有する世界は閉じられるが
依然として他者の世界は閉じられることなく
死によってもたらされるいくつかの成り行きは
他の世界へと引き継がれていく
君と僕とは長い間一緒にいすぎたのかもしれない
長い間というのがどのような基準をもって計られるのか
それは定かではないそれでも
既に君は僕の一部であり僕は君の一部であり
僕らの世界はそのように成り立っている
幾千のセミの声が鳴り響く境内
僕らは思い出や思い出に似たものについて語り合った
誰かによって拾われた定期券は失効していたそうだが
僕はそのことについて何の確認もすることはなかった
やがてすべてのことを話し終えると
手を繋いだ僕らは石段の一つ一つを丁寧に降りて
振り返ることも無く
そのままどこかに行ってしまった
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