こっそりと詩決算（短歌）

あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた

スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい

ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした

あなたの美しいら抜き言葉が泣きそうな僕を慰めている

六年前に草で指を切った人が今日は紙で指を切った

殺し屋が電話で謝っている昨日より深い腰の角度で

決算書をめくる手を見る僕らの悲しみは繰り越されてしまう

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Comment(2)

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決算

短歌なのですね。勝手に、詩のように読んで、イイナーと思っています。
特に、ら抜き言葉の短歌、好きです。
現代詩フォーラムでは、いろいろありがとうございました。常々から、たもつさんの詩、読んでいたので、これもこれも、大好き、と、ポイント入れさせていただきました。
今度の、クロネコちゃん、も、かわいいですね。

とも 2007/04/09(Mon)12:09:01 編集

＞ともさん

感想ありがとうございます。
「短歌」と言っても、五七五七七を崩して、ちょっと流行を真似して書いたものなので、きちんと勉強されている人には怒られちゃうかも、です。
いつも読んでくださってありがとうございます。
僕も、このクロネコ、気に入ってます（笑）

たもつ 2007/04/09(Mon)13:44:09 編集

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