忍者ブログ
こっそりと詩を書く男の人
  プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
  ブログ内検索
  月間アーカイブ

  最新記事
(03/21)
(03/19)
(03/17)
(03/14)
(03/13)
  最新コメント
[09/10 GOKU]
[11/09 つねさん]
[09/20 sechanco]
[06/07 たもつ]
[06/07 宮尾節子]
  最新トラックバック
(12/15)
***
(07/29)
  投票所
     
クリックで投票
 ↓ ↓ ↓
人気blogランキング
    
  バーコード
  カウンター
[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
2017/07/28 (Fri)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2012/04/21 (Sat)
 
 
家の前にバス停をつくった
路線バスが一台通過した
乗客はすべてペンギン、もしくは
ペンギンの姿形をした他の何かだった
虹の下をくぐって行った
  
 
 
 
PR
2012/04/20 (Fri)
 
 
同級生がまた一人、先に飛び込んだ
いろいろあったものね
今となっては想像でしかないけれど
今年で四十五歳
空っぽの四十五歳
  
  
 
2012/04/17 (Tue)
 
 
夏にあいたひし形の穴から
海が溢れだす
きみは定規で水平線を引き直す
クジラが大きな口を開けて
ぼくの腹話術で、あー、と言う
 
 
 



2012/04/16 (Mon)
 
 
観覧車に乗れなかった人が
昨日から列を作って
橋の向こうまで続いている
建物や坂などが冷たい朝
フルーツは爆発する
  
  
 
2012/04/15 (Sun)
 
 
心臓の近くで
きみがぼくの口と
お話をしている
肝臓からは
少し遠い 
 
 
 
 
 
 
2012/04/14 (Sat)
 
 
紙コップを満たす時間 
計算機を分解し続ける少年の側で 
親戚の人が斜めになってる
今日会いたい人の 
苗字が思いつかないのだ
 
 
 
 
2012/04/13 (Fri)
 
  
雨上がりの金属に
陽ざしが降り注ぐ
澄んでいく歩道橋の上で

ブルゾンは人の形
人が着るから
着なければならないから

産まれてくる、ということに
ここにいる、ということに
僕らは勇気を持って
臨んだはずだった

指の隙間から
言葉がこぼれ落ちる
子どもたちが楽しそうに
守られない約束をする
  
  
 
2012/04/12 (Thu)
 
 
空港は閉鎖された
矩形の朽ちた滑走路に 
靴が片方だけ残されている
繰り返される少年たちの空想は 
くぐもった口約束となる
草の葉でくすり指を切ったまま
下り坂を駆けおりる
九月が十月のように終わる
  
 
2012/04/10 (Tue)
 
 
神様が横断歩道を渡っていた
スーパーの買い物袋をぶら下げていた
どこい行くんですか、と聞くと
世界中、と答えた
袋から頭を出している長ネギを見て
夕食は寄せ鍋がいいかな、とも思ったけれど
大切な約束を誰かとしていた気がして
慌てて帰った
  
  
 
2012/04/09 (Mon)
 
 
季節風の匂いを嗅いで
キリンは立っていました
傷を負っていましたが
綺麗事も言わずに
毅然と起立していました 
記念碑のように遠くまで見えました
切り立った崖の上
希望という穏やかな絶望の中で
 
  
 
 
 
忍者ブログ [PR]

* ILLUSTRATION BY nyao *