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こっそりと詩を書く男の人
  プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
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2007/12/20 (Thu)

胡瓜を5本並べて
ゴレンジャー
ときみは呟く

でもみんな
ミドレンジャーだから
ぼくは音をたてないように
すべてVの字に折った
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2007/12/16 (Sun)
指専用のバス停に
思い思いの格好で指が並んでいる
やがて指専用のバスがくると
指たちは順番に乗り込んでいく
おそらく指にしか
行けないところがあるのだ
慰めが必要だったのは
本当は誰だったのか
今頃あなたの不器用そうな指が
曇った窓ガラスを
指で拭っているだろう
2007/07/03 (Tue)
小さなバス停を飼った
小さい割にはよく食べた
それでも店員の言ったとおり
あまり大きくはならなかった
一日に数本小さなバスが停まった
行先はどこでもよかった
夜、明かりを消して床に着くころ
最終バスの到着する音と
癖なのだろうか、発車する間際の
運転手の小さな咳が
聞こえてくる
 
2007/06/23 (Sat)
コップの中に
クモが死んでいた
窓からは小さな光が
降り注いでいた
懐かしく干からびて
良く見ると
キリンの死体だった
外に運び出さなければ
と思うけれど
大きすぎて
どこからも出せない
もうしません、もうしません、
ノートに書き続けている間に
夏休みのようなものは終わり
宿題を提出する音が
微かにしている
 
2007/06/23 (Sat)
たくさんの鳥

そして少しの懐かしい人を乗せ
他に何も無いような空港から
飛行機は飛び去って行った

覚えていることと
忘れていないことは
常に等量ではない

夏の敷石の上で見送って
端っこを
ホッチキスで綴じた
 
2007/06/07 (Thu)
採石場の跡地を
ヒトコブラクダが
ゆっくり歩く
かわいそうな気がして
コブをもうひとつ
描き足してあげた
耳の奥を覗くと
夜が明けるところだったので
慌てて帳面を閉じた
2007/06/07 (Thu)
解放を記念してつくられた広場で
子どもは風を捕まえた
おかずになれば母親が喜ぶと思った
そして今夜も青い玩具の車で
父親を轢いて遊ぶのだった
2007/05/22 (Tue)
階段が出港する
上る人も下る人も
その時だけ水夫になるのだった

ドラを打ち鳴らす男、今日も支配人

石の庭に椅子を出して座ると
どちらが本当の笑い話か
ほとんど区別がない

2007/05/20 (Sun)
男は体育館の裏に
女の歳の数だけ
星を埋めた

女は男のために残しておいた
夏の一番柔らかいところを
まだ寄木細工の箱にしまってある

詐欺師の家では
換気扇がゆっくりと壊れて
まだ誰も出てこない
2007/05/13 (Sun)
少し離れた
海のようなところを
目覚まし時計がひとつ
泳いで行きます
古い色のバス停で
返却期限の過ぎた図書を
二冊抱えたまま見送る
息継ぎだけが
わたしの動作でした

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* ILLUSTRATION BY nyao *