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こっそりと詩を書く男の人
  プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
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2007/05/09 (Wed)
オシロイバナがどこまでも咲く
原っぱの真ん中で
日焼けのしていない細い腕を
嬉しそうに振り回している
いくつになっても夢をあきらめない
ここまできてやっと
あなたは扇風機になれたのだった
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2007/04/19 (Thu)
人は屋根をつくった
雨から家族を守らなければならない
自らの肉体を守らなければならない
濡れてはならない
濡らしてはならない
壁も柱もつくることを忘れ
屋根だけがどこまでも広がっていった
それでも夢中になって
人は屋根をつくり続けた
ところによっては
屋根が人をつくっていたが
それはおそらく
何かの手違いであった


2007/04/15 (Sun)
傘の柄に書いた名前が
消えかかっていたので
それならばいっそ
消して書き直そうと思って
実際に消してみると
簡単に消えました
それからもう一度書きました
季節とかそういう話ではなく
何かに期待してはいけない
いつもその言葉のとおりでした


2007/04/13 (Fri)
カブトエビ、という
小さな甲殻類がいるそうですが
さっきから門の前では
牛に良く似た人と
人に良く似た牛とが
縄跳びをしています
縄跳びが終わったらあの人と牛に
カブトエビの話を聞いてみようか
とあなたが言うので
居間の窓から二人で見ていました

2007/03/31 (Sat)
耳の中に何か忘れ物をした気がして
振り返ってみるけれど
耳の中に帰る道を忘れてしまった
どうにかしようと耳を澄ましても
聞きたくない音や言葉ばかり聞こえてしまう
まもなく桜がきれいに咲き始めるだろう
忘れ物を見つけることができれば
咲かない桜の美しさも思い出せるのに
2007/03/28 (Wed)
公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂いさせることなく
けれど触ればたぶん冷たい


2007/03/22 (Thu)
足がつった
魚を釣った
痛さにのたうつ小指が
餌に見えたのか
少なくとも自分の足の小指くらいは
何をも傷つけないと思っていたのに
魚は同じようにのたうってる
口をこじ開けて
引っ掛かっているところをはずす
傷を負って
これから先長くはないだろう
せめて空気の一番遠くまで行けるように
窓から放す
痛まない
もうこむら返りも足の小指も
2007/03/04 (Sun)
鳥かごを作った
鳥は空にいるので
それで良かった
代わりに魚を入れると
苦しそうに跳ねた
花や玩具を入れても
どうということはなかった
鳥かごは
誰のものでもなかった
鳥は空にいた
けれど空は
鳥のものではなかった
2007/02/13 (Tue)
ちりとりの群れが
空を飛んで行く
南の方へと
渡る季節なのだ
僕らはその姿を見送り続けた
トリはトリでも飛べないトリは?
隣で君がつぶやく
答えなんて
いつか見つかる
2007/02/12 (Mon)
崖っぷちでお父さんが寝ていた
風邪などひかないように
布団をかけてあげた
ああ、これは夢なんだな
と分かって目が覚めると
崖っぷちで寝ている僕に
お父さんが布団をかけてくれていた
細い腕だった
僕は昔みたいに気づかないふりをした
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* ILLUSTRATION BY nyao *