プロフィール
HN:
たもつ
年齢:
58
性別:
男性
誕生日:
1967/06/05
自己紹介:
こっそりと詩を書く男の人
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机の上には地図と時刻表
遥か彼方を夢見て見るが
金と暇がない
枕もとには丸めたYシャツと
初めて買ったエロ本
表紙が意味も無く笑っている
万年床で思うのは
いつもゆう子のことばかり
大人の理屈を押し付ける地方公務員と
群れることしかしない制服たちに囲まれて
毎日は息苦しい
学校になんか行きたくないが
そうしないとゆう子に会えない
予習も復習もせず
つけっぱなした電気のしたで
眠りに落ちていく
足りない睡眠時間は物理の時間に補えばいい
もしゆう子が休むようなことがあったら
適当に切り上げて眠り直せばいい
遥か彼方を夢見て見るが
金と暇がない
枕もとには丸めたYシャツと
初めて買ったエロ本
表紙が意味も無く笑っている
万年床で思うのは
いつもゆう子のことばかり
大人の理屈を押し付ける地方公務員と
群れることしかしない制服たちに囲まれて
毎日は息苦しい
学校になんか行きたくないが
そうしないとゆう子に会えない
予習も復習もせず
つけっぱなした電気のしたで
眠りに落ちていく
足りない睡眠時間は物理の時間に補えばいい
もしゆう子が休むようなことがあったら
適当に切り上げて眠り直せばいい
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街のネオンは元気です
居酒屋が並ぶこの裏通りは
嘔吐物と油の匂いがします
なんだか怪しい雲行きだ
今ごろ娘は寝てるだろう
妻も夢見て寝てるだろう
大丈夫、
家の鍵は忘れずに持ってきましたよ
お互い酒の飲み方が上手になりましたね
今日の酔いを明日に持ち越さず
愚痴もそこそこ、バカもそこそこ
語り合う夢の量は減ったけど
だてに皺の数は増えてませんね
それぢゃ、さようなら
おやすみなさい
また会う日まで
お元気で
居酒屋が並ぶこの裏通りは
嘔吐物と油の匂いがします
なんだか怪しい雲行きだ
今ごろ娘は寝てるだろう
妻も夢見て寝てるだろう
大丈夫、
家の鍵は忘れずに持ってきましたよ
お互い酒の飲み方が上手になりましたね
今日の酔いを明日に持ち越さず
愚痴もそこそこ、バカもそこそこ
語り合う夢の量は減ったけど
だてに皺の数は増えてませんね
それぢゃ、さようなら
おやすみなさい
また会う日まで
お元気で


もしも翼があったなら
鳥と間違われて鉄砲で撃たれるかもしれません
飛行機と間違われて
誰かが搭乗しようとするかもしれません
とり人間コンテストの会場はこちらですと
高台に案内されるかもしれません
口の中にお金を放りこまれ
羽を一本むしり取られてしまうかもしれません
「あなたは天使ですか」
と拝まれるかも
「あなたは悪魔ですか」
と祈祷されるかも
そういう可能性も無きにしも有らず
かもしれません
そんな面倒な事にまき込まれることは
真っ平御免なので
スタコラサッサと大空にトンズラです
鳥と間違われて鉄砲で撃たれるかもしれません
飛行機と間違われて
誰かが搭乗しようとするかもしれません
とり人間コンテストの会場はこちらですと
高台に案内されるかもしれません
口の中にお金を放りこまれ
羽を一本むしり取られてしまうかもしれません
「あなたは天使ですか」
と拝まれるかも
「あなたは悪魔ですか」
と祈祷されるかも
そういう可能性も無きにしも有らず
かもしれません
そんな面倒な事にまき込まれることは
真っ平御免なので
スタコラサッサと大空にトンズラです


不安は突然やってくる
朝のまどろみ
通勤途中の満員電車
昼飯のオニギリを食ってる最中
夕げのテレビ
就寝前の床の中
その度に焦燥感にかられても
原因が思い当たらず
したがって
対処の仕様も無く
きっと理由をつきつめていくと
DNAにでも聞いてみなければわかりますまい
朝のまどろみ
通勤途中の満員電車
昼飯のオニギリを食ってる最中
夕げのテレビ
就寝前の床の中
その度に焦燥感にかられても
原因が思い当たらず
したがって
対処の仕様も無く
きっと理由をつきつめていくと
DNAにでも聞いてみなければわかりますまい


ようかんが街をつつんで
今日も夜がやってきました
駅からの帰り道なんですが
星々は百円ショップのようにチープにまたたいて
さしずめ月は壊れたひょうたんってとこですか
秋の虫がいい声で鳴く季節となりました
でも、あれは鳴いているのではなく
羽を擦り合わせて出している音だそうですね
同じ月を見上げ酒を酌み交わし
仕事の愚痴を言い合った先輩も
3年前に死んでしまいました
記憶の断片は
ジグソーパズルのピースのようにバラバラになり
もはや修復も不可能で
顔もおぼろげにしか思い出せません
社宅の3階の窓からは小さな灯りがもれ
今日もまたあそこで一日が終わるのでしょう
幸せだという実感はありませんが
どうやら不幸でないことだけは確かなようです
今日も夜がやってきました
駅からの帰り道なんですが
星々は百円ショップのようにチープにまたたいて
さしずめ月は壊れたひょうたんってとこですか
秋の虫がいい声で鳴く季節となりました
でも、あれは鳴いているのではなく
羽を擦り合わせて出している音だそうですね
同じ月を見上げ酒を酌み交わし
仕事の愚痴を言い合った先輩も
3年前に死んでしまいました
記憶の断片は
ジグソーパズルのピースのようにバラバラになり
もはや修復も不可能で
顔もおぼろげにしか思い出せません
社宅の3階の窓からは小さな灯りがもれ
今日もまたあそこで一日が終わるのでしょう
幸せだという実感はありませんが
どうやら不幸でないことだけは確かなようです


夢や愛や希望とか
そんなもん、捨てちまったわけじゃあねえ
現実にまみれたこの両手は
決して汚れちまったわけじゃねえ
何も語らぬこの口は
嘘つくためにあるわけじゃねえ
だてに脂肪はついてねえ
理解して欲しいとは思っちゃいねえ
ホントは理解して欲しいんでしょ?
そんな意地悪は言っちゃあいけねえ
ゴルフの話はしたくねえ
150切ったことがねえ
晩酌は発泡酒でもかまわねえ
もちろん手酌でかまわねえ
サカナはあぶったイカなんて贅沢言わねえ
いつまで書いてもキリがねえ
いつまでたってもオチがねえ
若い奴の理想を叩き壊す
そんな野暮はしたかあねえ
たまにつくため息は
何故だか家族に聞かれたくねえ
そんなもん、捨てちまったわけじゃあねえ
現実にまみれたこの両手は
決して汚れちまったわけじゃねえ
何も語らぬこの口は
嘘つくためにあるわけじゃねえ
だてに脂肪はついてねえ
理解して欲しいとは思っちゃいねえ
ホントは理解して欲しいんでしょ?
そんな意地悪は言っちゃあいけねえ
ゴルフの話はしたくねえ
150切ったことがねえ
晩酌は発泡酒でもかまわねえ
もちろん手酌でかまわねえ
サカナはあぶったイカなんて贅沢言わねえ
いつまで書いてもキリがねえ
いつまでたってもオチがねえ
若い奴の理想を叩き壊す
そんな野暮はしたかあねえ
たまにつくため息は
何故だか家族に聞かれたくねえ


二十歳になっても何も変らない
ただ何かを変えたくなった
今の自分を不幸だとは思わない
でも決して幸せとはいえない
キャンパスを飛び交う拡声器の声
その熱さの中で
彼らは自分を確かめている
雨上がりのスクランブル
背を丸めてわたる者たち
いつの日か頭の上に太陽が輝いていることも
忘れてしまった
やりたいようにやった奴の勝ちだ
そう思ったのは二十歳だった
このまま生きたくない
このまま死にたくない
ただ何かを変えたくなった
今の自分を不幸だとは思わない
でも決して幸せとはいえない
キャンパスを飛び交う拡声器の声
その熱さの中で
彼らは自分を確かめている
雨上がりのスクランブル
背を丸めてわたる者たち
いつの日か頭の上に太陽が輝いていることも
忘れてしまった
やりたいようにやった奴の勝ちだ
そう思ったのは二十歳だった
このまま生きたくない
このまま死にたくない


もしオレが屍になったら
涙のひとつぶでも流してくださいな
死んだ後のことなんて
確認のしようもないんだけど
本音を言えば
例えオマエがお亡くなりになったところで
それはきっと遠い世界でおこった
ひとつぶの現象にしかすぎず
気づくこともなく
日々の生活をこなし
オレは泣くこともないんだろ
それでは、バイバイ
涙のひとつぶでも流してくださいな
死んだ後のことなんて
確認のしようもないんだけど
本音を言えば
例えオマエがお亡くなりになったところで
それはきっと遠い世界でおこった
ひとつぶの現象にしかすぎず
気づくこともなく
日々の生活をこなし
オレは泣くこともないんだろ
それでは、バイバイ